歯を残すための矯正治療
投稿日:2017年7月3日
カテゴリ:未分類
エクストルージョン
虫歯や、外傷で歯の頭の部分がなり、根のみになってしまった歯は、仮に保存することができたとしても、その後、噛む力が加わると、その歯に装着したかぶせ物がはずれやすかったり、時には、根にヒビが入り、抜歯しなくてはならないときもあります。
このような歯を保存するために、矯正力をかけ、歯を上に引っ張り上げて、歯が残りやすいように工夫する治療があります。これがエクストルージョンです。
実際のエクストルージョンの症例を提示致します。
この患者さんは、噛み合わせが強く、歯の頭の部分が横に割れてしまい、根のみになってしまいました。この根のみになってしまった歯にフックをつけます。
この上に仮歯を装着し、細工をして、ゴムをかけられるようにします。これが、その細工が完了した状態の写真です。ゴムの力で、歯は上に引っ張り上げられ、歯茎の中から出てきます。
ゴムで引っ張り上げ始めて、3ヶ月です。かなり上がってきているのがわかるの思います。この状態で、2ヶ月ほど保定し、その後、歯茎を整える処置を行います。
そして、通常通りの根管治療、そして、かぶせ物をしていきます。
まとめ
エクストルージョンは歯を保存するのに、有効な矯正治療です。時間がかかりますが、今後使う歯をより確実に残すことができる治療なので、抜歯と宣告された歯を保存できす可能性が広がります。
このように、柳沢歯科医院では、歯を保存するための矯正治療を行っておりますので、調布市の歯科をお探しの方は、ぜひ当院までご相談ください。
柳沢歯科医院
■ 他の記事を読む■