根管治療において大切なこと まとめ
投稿日:2017年6月8日
カテゴリ:根管治療
5月初めから、根管治療において大切なことについて説明してまいりましたが、今回はまとめです。
根管治療は感染のコントロールが大切
根管治療が必要になる、また根管治療が失敗する原因は、その歯に起きた「感染」です。感染とは、主に虫歯と根管に及んだ細菌ですが、この原因となる感染を取り除くことが「根管治療」と言っても過言ではないです。
感染を拡大して確実に見ることのできる「マイクロスコープ」
これらの感染を、小さい歯の内部から取り除くことが不確実だった根管治療を、拡大して取り除くことができる確実な治療へと変貌させたのが「マイクロスコープ」です。マイクロスコープの出現により、根管治療は「見えない治療」から「見える治療」へと進化したのです。
ラバーダムの大切さ
これらの処置を細菌の少ない環境下で行うことが大切ですが、これを実現させるのが「ラバーダム」です。口腔内にオペ室を作ることを可能にしてくれるのがラバーダムなのです。
治療後に細菌を入れないクラウン
根管治療を行い、せっかくきれいにした歯の内部に汚れが入っては、台無しです。歯の内部に汚れが入らないようにするのが、精度の良いクラウン(かぶせ物)です。ここでの精度とは、歯にいかにピッタリあっているかです。歯に段差なくピッタリ装着されているクラウンは根管治療した歯の寿命を伸ばせます。
まとめ
根管治療は、踏むべきステップを確実に行えば、高い成功率を実現することができます。当院では、その治療した歯を30年から50年持たせるような気持ちで根管治療を行っております。時間と費用はかかりますが、これから一生使う歯だと思えば、この時間は決して長くないですし、費用も高くないと思います。
ご自身の歯のため、そして健康のためです。必要になった場合は、確実な根管治療を受けられることを心からおすすめ致します。
柳沢歯科医院
■ 他の記事を読む■