根管治療において大切なこと 術前の説明
投稿日:2017年5月6日
カテゴリ:根管治療
診査・診断の結果の報告
根管治療が必要な可能性のある歯に行った診査・診断の結果をわかりやすく説明します。当院では、レントゲン写真による説明の他に、必要があれば、その歯の写真、動画をマイクロスコープを用いて撮影し、状況を確認して頂いています。
レントゲン写真による説明
このレントゲン写真からは、虫歯が非常に大きいことを伝えます。この症例では、神経を取り除く必要がある可能性が非常に大きいことを伝えました。
このレントゲン写真からは、根の先に炎症があること、根の内部に破折ファイルがある可能性があること、土台となるスクリューが取り除くことが難しいことを伝えます。
写真・動画による説明
マイクロスコープにて撮影した撮影した虫歯になっている歯の写真です。
マイクロスコープにて撮影した歯茎の腫れです。
診査・診断の結果を、このような視覚的な情報に加えてお伝えすることにより、患者さんに状況を深く理解して頂くことができます。
治療によるリスクの説明
この状況の説明に加え、治療におけるリスクも説明します。
術後の痛みについて
根管治療は痛みを伴う治療なため、術後の痛みが出る可能性があります。その旨を説明し、患者さんに理解して頂く必要があります。
症状が改善しない可能性について
根管治療は、小さい、塾雑な形をした歯の内部から汚れを取り除く治療です。そのため、全ての汚れを取り除くことができず、症状が改善しない場合があります。そのため、この旨を理解して頂いた上で治療を行います。
まとめ
術前にきちんとした説明をすることにより、患者さんに状況を深く理解して頂くことが、とても大切です。この説明をすることにより、成功率95%以上を超える当院の根管治療に、より価値を見出すことができると考えております。
柳沢歯科医院
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