根管治療において大切なこと 診断
投稿日:2017年5月2日
カテゴリ:根管治療
診断できなければ治療は始まらない
診査・診断を行わなければ、治療は始まりません。診査により集めた情報から総合的に判断し、その歯の状態を診断する必要があります。
歯内療法における診断
歯の内部にある「歯髄」の状態の診断と、根の周りを取り囲む「歯周組織」の診断を行います。
歯髄の診断
診査により集めた情報から、治療が必要と疑われる歯の歯髄が、生活状態(生きている状態)なのか、失活状態(死んでいる状態)なのかを診断します。また、歯髄を取り除く必要があるのか、はたまた、保存することができるのかを診断します。
歯周組織の診断
診査により集めた情報から、治療が必要と疑われる歯の歯周組織に炎症があるのかどうか、また、もし炎症があった場合に、その炎症の原因が、歯の内部にあるのか(歯内疾患)、歯の外側にあるのか(歯周疾患)、歯が折れてしまっているために起こっているのか、強い力がかかったことによるものなのかを診断します。
まとめ
診査を行った結果、そこから得ることのできた多くの情報をもとにして、治療が必要だと疑われる歯の状態を把握し、診断していきます。
根管治療は、正確な診断があって初めて成り立つのです。
柳沢歯科医院
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