8割の現代っ子が不正咬合・・・ということは?
投稿日:2017年4月26日
カテゴリ:小児矯正
不正咬合とは
歯並びが悪い状態のことです。歯並びがガタガタしている、下の歯が上の歯よりも前に出ている、上の歯が出すぎている、など、種類は様々ですが、これらを総称して不正咬合と言います。
不正咬合の子供はどの程度いるのか?
ある報告によると、現代の80〜90%の子供が歯並びが悪い、つまり不正咬合である、そうです。つまり、ほとんどの現代っ子が歯並びが悪いのです。
歯並びが悪いということは・・・
不正咬合には、さまざまな原因があるとは思いますが、多くのそれが、上顎の成長不足によるものでしょう。つまり、歯が並ぶ土台となる顎の成長が悪いのです。この顎の成長が思わしくないと、頭蓋骨全体の成長も悪くなります。実は、頭蓋骨が劣成長だと、かぜ、インフルエンザになりやすい、喘息、高血圧など、身体にさまざまな悪影響が出てきます。当院では、この病気を総称し「頭蓋顔面劣成長症候群」と呼んでいます。
つまり、歯並びが悪いことは、その子供が「頭蓋顔面劣成長症候群」になっている可能性が高い、ということなのです。
現代の子供の80%以上の子供が歯並びが悪いということは、多くの子供が「頭蓋顔面劣成長症候群」である、と言っても、過言ではないでしょう。
もしかしたらうちの子も・・・と思ったら
歯並びが悪い、かぜをひきやすい、インフルエンザになりやすい、喘息持ちである、いびきをかいて寝ている、などの症状がある場合には、お子さんは、すでに「頭蓋顔面劣成長症候群」かもしれません。この病気であるということは、将来、重篤な病気になる可能性があることを意味します。これらの症状の治療は①口を閉じ②舌を上顎につけ③鼻で呼吸し④飲み込むときに口の周りの筋肉を動かさない、という上顎がきちんと成長する条件を身体に身につけさせ、自然な頭蓋骨の成長を促す、というものです。この治療の結果、一生大切にしなければならない「健康な身体」になることができるかもしれません。
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