頭蓋顔面劣成長症候群の症状 椎骨動脈閉塞
投稿日:2017年4月17日
カテゴリ:未分類
こんばんは😊
今日は、昨日バドミントンしたせいで、身体中が筋肉痛で大変でした😣でも、次の日に症状が出るのは、不幸中の幸いですね笑
今回は、頭蓋顔面劣成長症候群に見られる症状である「椎骨動脈閉塞」について説明したいと思います。そもそも椎骨動脈とは?
この→で示された首の背骨部分を通るのが椎骨動脈です。この椎骨動脈は、背骨の内部を通り、脳に上がり、脳に栄養を送る大切な血管です。ここで想像して頂きたいのですが、首の部分の背骨が歪むと、この血管はどうなるでしょうか?
その通りです😊血管の通り道が狭くなりますよね。この動脈が閉塞(狭くなること)すると、脳に栄養が行かなくなり、認知症や脳梗塞の原因になると言われています😳大問題ですね。
では、この動脈が狭くなる場合は、どんなときでしょうか?一つの代表例が「猫背」です。当然、猫背になると、首の部分の背骨が歪み、動脈は閉塞します。
じゃ、これが、頭蓋顔面の劣成長となんの関係があるんですか?
大ありです😊「いびき 睡眠時無呼吸」でも説明しましたが、頭蓋顔面が成長不足だと、上顎に舌の収まるスペースがなくなり、結果、舌は下り気道を塞ぎます。しかし、人間はこの塞がった気道のスペースを確保しようとします。そうです、「人工呼吸時の気道確保」を思い出してください。顎を上げるのです。人間は、気道が狭くなると、自然に上を向いて気道を確保しようとするのです。しかし、その状態では、前を向けません。従って、猫背になり、前方を向こうとするのです。この結果、椎骨動脈は狭くなるのです。
つまり「頭蓋顔面劣成長→舌のスペースが上顎にない→舌が下り気道を塞ぐ→気道確保のために上を向く→前が見えなくなるため猫背になる→背骨が歪む→椎骨動脈が閉塞する」という負の方程式が成り立ってしまいます😣
このように、頭蓋顔面劣成長が、椎骨動脈閉塞の原因となり得るのです。当院の「小児矯正・頭蓋顔面科」における治療は、認知症や脳梗塞の予防につながるのかも知れません😊
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