他院で抜歯→インプラントを勧められた患者さんの話②
投稿日:2017年3月7日
カテゴリ:根管治療
こんばんは☺️
ついに野球の祭典WBCが開幕しました😊日本の初戦、キューバ戦ですが、さすがは4番筒香ですね。追い詰められてから相手を突き放すホームラン。すごいの一言です😭日本人で、久々に威圧感のある左のスラッガーが登場しましたね。嬉しい限りです。以上、解説の柳沢さんでした笑
さて、本題です。今日は、昨日書いたインプラントを勧められた患者さんにどのような治療をしたかを説明したいと思います。まずは診査。レントゲン写真を撮影し、歯の神経が生きているか、叩いた反応は、歯茎を触った反応は、歯周ポケットは深いのか、などこれらの診査項目から総合して診断をします。
これが術前のレントゲン写真です。真ん中の歯の根の先に炎症があるのがわかります。これらの診査から
歯髄:不可逆性歯髄炎 歯根膜:根尖性歯周炎 と診断し、根管治療を始めました。
治療を開始、歯の内部をマイクロスコープで確認した写真です。根の中から血が出ているのがわかります。歯髄が弱っている証拠ですね😣
治療中の写真。マイクロスコープで精密な治療をしていきます。
根の長さをレントゲンで確認しているところです。
術後のレントゲン写真。きちんと薬が入っていますね。
術後2ヶ月です。根の先の炎症が小さくなってきています。骨が再生している証拠です。症状の再発もなく、順調な経過です😊今後は、精密な白いかぶせものを装着します。インプラントしないで、自分の歯で噛めるようになってよかったですね☺️
このように、すべてのケースとは行きませんが、抜歯→インプラントと診断されても、残せることがあります。インプラントは素晴らしい治療ですが、身体にとっては異物です。もしかすると、あなたの歯は、きちんと治療をすれば、残せるかもしれません。
セカンドオピニオン、大切ですね😀
明日は、表参道の病院で、一日中根管治療をしてきます。私は、根管治療が大好きなので、楽しみです😆大好きな仕事で、患者さんを救える自分は、本当に幸せ者だと思います。
それでは、おやすみなさい💤
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