歯並びと哺乳について

投稿日:2017年3月2日

カテゴリ:小児矯正

みなさん、こんばんは。

今日は歯並びと哺乳について、全てを知っている訳ではありませんが、自分の知っていることについて書きたいと思います😊

歯並びを良くするためには、歯が並ぶ土台となる顎の成長が大切です。顎が大きく成長すれば、歯が並ぶアーチが大きくなり、歯並びはガタつかず良くなります。しかし、顎の成長が良くないと、アーチが小さく歯の並ぶスペースがなくなるため、歯並びはガタつきます😣特に上顎の前へ横への成長が大切なのですが、そのためには、舌が上顎にぴったりくっついていることが必要です。舌を上顎につけるためには、口を閉じ、鼻呼吸することが大切です。歯並びが悪くなる原因に遺伝的なことも関係あるとは思いますが、舌が下がり、口が開いていて、口呼吸している、このような環境因子も大きく関与しているのです。

舌を上顎につけ、口を閉じている状態を作り上げるもの。それは、筋肉です‼️特に、舌を上に持ち上げる舌筋(舌は筋肉の塊です)、口を閉じる口輪筋が大切です。これらの筋肉、実は、おっぱいを飲むときに大活躍する筋肉です😀哺乳は顎を成長させ、歯並びを良くするための筋肉を鍛える、いわば「筋トレ」でもあるのです。実際に、哺乳期間が短いと歯並びが悪くなる、といった科学的なデータも近年出始めています。

近年、女性の社会進出にともない、哺乳びんを使って液体ミルクを飲む子供が増えているようですが、哺乳びんは簡単にミルクが出てしまうので、顎を成長させる筋肉が鍛えられません。現代の子供の80%は歯並びが悪いと言われていますが、このような事実が背景にある可能性があります。

歯並びは「健康のバロメーター」です。女性の社会進出は素晴らしいことですが、その代償として、子供たちの健康が犠牲になっているかもしれませんね。

以上、歯並びと哺乳についてでした。

自分はこれから、英語のリスニングをして、聞いた内容を書き出す練習をします。
みなさん、おやすみなさい💤