再根管治療 見落とされている根管を見つける

投稿日:2024年11月5日

カテゴリ:根管治療

概要

かぶせものが取れたことを主訴に来院された患者さんです。

8年ほど前に治療して問題なかったそうですが、今回の銀歯脱離を機に

セラミックに変えたいとのことでした。

レントゲンやCTを確認すると根の先には感染が広がっており、

治療されていない根管も見つかったため、再根管治療から行うこととなりました。

マイクロスコープは発見しにくい根管の探索にも有効的です

かぶせもの・土台を除去した写真ですが、なんとなく詰め物がされている位置が2箇所見えるかと思います。

しかし、この歯の根幹の数は4つであり、まずは1根管未治療の根管をしっかり探索し

治療できる状態にしました。

反対側にも分岐したもう一つの根管がありました。

4つのうち、2根管未治療であり、CTでの画像ではその根管にも感染が広がっていました。

もちろん直接見えるかぶせもの、噛む際に当たるかぶせものを適合の良いものに変えるのももちろん良い事かと思いますが根管治療を行なった歯はその下の土台や根管治療の質も重要となってきます。

今回の患者さんもかぶせものの相談ではあったもののしっかりと自分の歯の状態を理解し、

再根管治療を希望されました。

また、この未治療の細い根管を肉眼で発見するのはしばしば困難なことがあり、

見落とされてしまうことがあります。

それを未然に防ぐためにも立体的な歯の状態が確認できるCTや細部まで確認できる

マイクロスコープの使用が有効的となってきます。

マイクロスコープでの根管治療や虫歯治療を希望して調布市の歯科医院をお探しの方

は柳沢歯科医院にご連絡ください。