差し歯が取れてしまった

投稿日:2024年10月27日

カテゴリ:根管治療

概要

差し歯が取れてしまったことを主訴に来院された患者さんです。

10年ほど前に治療した差し歯が食事中に取れてしまったとのことです。

差し歯ってどういう構造でしょうか?

差し歯とは主に根管治療を行い、かぶせものをしている歯のことでその中でも外れにくいように

金属やファイバー繊維の芯を入れているもののことを言います。

緑:根管治療後の詰め物

青:今回は金属ですが上部が虫歯を除去したことによって空洞となってしまった部分を

補填する土台部分

赤:セラミックや金属などのかぶせもの

上記のような構造で治療を完了することが多いです。

つまり、どこの過程にも適切な処置が重要であり、かぶせものがセラミックのように白く綺麗だとしても

土台部分から緩みが生じてしまえば土台ごとかぶせものも取れてしまいます。

根管治療の詰め物や土台の充填、セットの際にも可及的に汚れの除去や

接着の強化に努める必要があります。

そのためにもマイクロスコープ使用による精密な根管内の確認や

ラヴバーダムの使用が挙げられます。

マイクロスコープでの根管治療や虫歯治療を希望して調布市の歯科医院をお探しの方

は柳沢歯科医院にご連絡ください。