奥歯にものが詰まるので見て欲しいです

投稿日:2024年10月31日

カテゴリ:根管治療

奥歯にものがよく詰まるので見てほしいと当院に患者さんが来院されました。

奥歯を見ると、保険の銀歯が入っており、歯と歯茎の際に隙間がありました。

エアーをかけてみると、隙間から汚れが出てきました。

銀歯の写真です。歯と歯茎の間に隙間があります。隙間から汚れが入り、長いこと放置されたため虫歯になっています。

患者さんにこの写真を見せて、原因を理解してもらいました。レントゲンや何種類か診査を行いました。

診断

この歯は歯茎より下の位置に虫歯ができてしまっているので、抜歯になる可能性が高いことを伝えました。あまりに虫歯が進行しすぎて歯として保存できない可能性があるということです。そのようなリスクはありますが、被せ物を外して根管治療が必要であると診断しました。

当院では、歯を残す技術に長けているので今回は歯を保存する方法を行いましたが、いきなり抜歯と宣告する先生も多いと思います。そして、その治療方針も間違いではないと思います。

歯を残すには、その分野に特化して知識をつけ、さらに経験、そして様々な道具がないとできません。

抜歯や根管治療の診断は先生によって異なるのは、間違いではなく、それぞれの先生の考え方の違いということが多いと思っています。歯を残す根管治療が上手な先生もいますし、抜歯してインプラントが上手な先生もいます。抜歯して入れ歯が上手い先生もいます。

もちろん、人間ですから診断を間違えてしまうこともあるので、私自身も診断はかなり慎重に行っています。そして、難しいケースは、他の先生とディスカッションして決めることさえあります。それくらい一つの歯の診断をしっかりやることが大事だと考えています。

これが銀歯を外した後の写真です。

やはり、内部に深く虫歯が進行しています。

通法では、まず虫歯を全て取り除いてから、補強して、根管治療へ進みます。

この手順を守らない先生が多いので、全国の根管治療の成功率が低いと思っています。

虫歯を取り除き、歯を補強することができました。

そこからラバーダムをかけて、根管治療を始めます。

根管治療でお悩みで調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。

 

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