磨きにくいいところの虫歯に注意が必要です。

投稿日:2024年10月9日

カテゴリ:虫歯治療

概要

左上の奥歯がしみるという主訴で来院された患者さんです。

特に今まで症状を感じることはなかったそうですがここ数ヶ月間はしみる症状が

続いているとのことでした。

自身では見えないところの虫歯は多くある

他の患者さんでも鏡でみると噛む面(咬合面)に黒いものが見えて虫歯かと思い、

来院される患者さんも多いです。もちろんその部分も虫歯になりやすいことはありますが、

より虫歯が発見されやすいのはフロスや歯間ブラシを通している歯の間の部分です。

今回の患者さんも検査を行なっていくと歯間部に虫歯があることがわかりました。

むしろ咬合面には黒いものや穴は空いていません。

ということは患者さん自身が鏡で見た際に、この歯は健全そうに感じてしまいます。

だからこそ歯科医師や歯科衛生士によるチェックで虫歯や状態の悪い歯がないかを

定期的に診査することをおすすめしています。

虫歯を除去していくと、内部まで進行しており、

虫歯を検知する液でもまだ染色されている事が分かります。

虫歯や汚れをマイクロスコープ下で取り除き、切削量も最小限に留めました。

ラバーダムにより、血液や唾液も可及的に排除した状態でコンポジットレジンによる

修復を行いました。

今回は虫歯による修復治療でしたが、実は歯並びが良くないことによる

咬合の問題や過去に根管治療を行なった歯の虫歯の再発なども実は

自身に体に潜めている事があります。

たった今は症状はないかもしれませんが、ふと症状に気付いた時には

その歯を失うことになっているかもしれません。

何年か歯医者に行っておらず、虫歯や歯周病の検査をしたい人や歯をなるべく保存することを

希望している方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。