歯の間にフロスを通すと引っかかる

投稿日:2024年9月30日

カテゴリ:虫歯治療

概要

検診とクリーニングを希望されて来院された患者さんです。歯科医院にしばらく通院しておらず、

久しぶりの受診となったそうです。最近2〜3ヶ月の間奥歯にフロスを通すと引っかかりを

感じるようになったそうです。

少しの症状でも適切な検査やチェックが必要です。

マイクロスコープでの観察をしていると一見歯の形は保たれていて虫歯はないように

見えますが一部中がうっすらと暗い部分があります。

実際に穴が空いていたり、欠けている場合もあるのですが患者さんは気づいていなかったり

ざらついていることには感じていたが、放置してしまうケースもあります。

虫歯の処置を進めていくと内部に虫歯があることがよくわかります。

そのまま虫歯を除去していくとここまで虫歯が進行していました。

最初の写真では穴もなく暗い部分がなんとなく見える程度の印象でしたが

ここまで虫歯が進行していることが多くあります。

つまりは症状をもっと感じている場合にはこれ以上に進んでいるケースも

十分にあり得るということです。

今回はコンポジットレジン修復を行いました。

フロスを通す際の引っかかりも治療を行った後は気にならなくなったとのことでした。

全てに当てはまることではないですが、口腔内で何か気になることがある時には

口腔内に変化や異常が起きているというサインの一つです。

歯科医師がそれをチェックすることにより、経過を見ていくことと

そのまま放置するということは全く違い、場合によっては歯を失ってしまうかもしれません。

マイクロスコープを使用してなるべく歯を保存したい方、適合の良い修復物を希望したい方で

調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。