抜歯になる前に根管治療をする必要があります。

投稿日:2024年8月24日

カテゴリ:根管治療

虫歯が大きくなり神経の入っている管まで細菌が侵入すると、根管治療が必要になります。

神経が細菌によって壊死してしまうと、痛みがなくなってしまうことがあります。

一時的に痛みがなくなると、つい治ったと勘違いして放置してしまうことがあります。

この痛みがない状態はとても危険です。

痛みはないですが、細菌はどんどん繁殖し、歯の内部を溶かしていきます。

歯の内部が溶けると、歯が薄くなり、自分の歯がどんどんなくなってしまいます。

歯が溶けて小さくなってしまうと、根管治療で治すことはできなく、抜歯が適応になってしまいます。そして、歯が薄くなると、割れやすくなり、ヒビや割れてしまうと、これも抜歯になってしまいます。

この抜歯にならないようにするためには、早く虫歯を見つけて、虫歯が小さい段階で治療をすることです。

痛みがないからといって安心してはいけません。

しっかりとクリーニングや定期検診で虫歯をチェックしてもらうことをお勧めします。

できたら、マイクロスコープのある歯科医院で細かく診査してもらうのがおすすめです。マイクロスコープは写真や動画を撮ることもできるので、虫歯を実際に見せてもらうと実感が湧くと思います。

ちなみにどんなケースが抜歯になるかというと、

これは被せ物がとれてきたので、歯を残して欲しいですと来院された患者さんの奥歯の写真です。

虫歯を少し取り除いて虫歯染め出し液を使用したところです。

左右で歯が割れて離断してしまっています。そして細かく見ると細い線が見えますが、ヒビも入っています。歯もほどんど残っていません。歯茎と等縁になるくらい歯がなくなっています。

このようなケースはいくら根管治療を得意としている先生でも残すことができません。

このようになる前に治療に介入していれば残せたかもしれません。

歯に違和感があったり、長年放置している方は一度しっかり精査してもらうと安心できるかもしれません。

根管治療でお悩みの方や虫歯のチェックを希望の方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。