虫歯がなくても歯が割れることがあります

投稿日:2024年8月26日

カテゴリ:虫歯治療

概要

上の奥歯がかけてしまった気がするとのことで来院された患者さんです。

食事をしていた時に嫌な音がして確認してみると、白い歯のかけらのようなものが

口腔内から出てきたそうです。

しみるなどの症状は無いですが、ざらつきが特に気になるとのことでした。

修復物でなく歯が割れることも

患者さんから修復物は割れますか?ということをよく質問される事があります。

事実として、適切な処置を行なっていても修復物が割れてしまうことは経年劣化や

咬合の変化によって生じる事があります。

他の原因として、修復物の範囲の設定や厚みの確保、噛み合わせる位置などによっては

早期に割れてしまい、大きく修復しなければならないケースも存在します。

実際、今回の患者さんも保険治療にて歯を部分的な詰め物で修復していたのですが

修復物ではなく、薄く残されていた歯の部分が欠けてしまいました。

今回の状況では大きく修復する範囲が変わってしまったので、患者さんと相談した結果

かぶせもので治療することとなりました。

他の患者さんでも写真のように詰め物と天然の歯の境界が割れてしまっている人がいます。

前提として、虫歯や感染部分のみを除去し、可及的に健康な歯質を保存することはもちろん

重要ですが修復する際には今後の歯が長く保存されるまたは機能として十分な能力を

発揮できるよう設計し歯質を削っていくことも大事な選択肢の一つです。

マイクロスコープを使用してなるべく歯を保存したい方、適合の良い修復物を希望したい方で

調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。