古い根管充填材を除去しました

投稿日:2024年8月3日

カテゴリ:根管治療

根管治療は、初回の神経を取る治療と根管治療後に治らなくて再度根管治療するパターンがあります。

再根管治療では、以前の古い被せ物や土台、根管充填材を除去してから内部をきれいにしていく必要があります。

この古い材料の撤去がとても大変です。

これはラバーダムをして、再根管治療をしているところをマイクロスコープで記録したものです。

当院では根管治療では必ずラバーダム、マイクロスコープを使用して、高い精度で治療を行っています。

歯の真ん中に黄色い材料が見えます。これがガッタパーチャというゴム製の根管充填材です。

数年前に他院で根管治療の終わりに封鎖材として充填したものです。

しかし、数ヶ月前から歯茎が腫れて根の先に膿が出来てしまったため、再根管治療が必要になりました。

このガッタパーチャを除去していきます。

超音波チップやファイルなどを使用して取り除きます。

一塊にして取れてきました。

先ほどの写真では、一見きれいに見えましたが、内部はとても汚れていました。

ドロドロしています。ガッタパーチャも汚れていますし、根管内も汚れています。

ニッケルチタンファイルや超音波チップで内部を一掃きれいにしながら、強い洗浄液で汚れ、細菌を洗い流していきます。洗浄液でしっかり洗ったら、根管充填を行って根管治療は終了です。

大体、当院ではこの古い材料の除去、内部の清掃、根管充填までで1〜3回以内に終わることがほとんどです。しっかり時間をかけて、来院回数を減らして治します。

根管治療は何度も治療しても治るわけではありません。病院によっては、半年以上治療しても治らないです、とか、一年以上同じ歯を治療していますとかお聞きします。根管治療に特化して治療している医院ではそういうことは絶対にありません。

経過を見ることは大事ですが、しっかり時間をかけて内部をきれいにすることがとても重要です。

根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。