マイクロスコープによって細い根管を発見する

投稿日:2024年6月16日

カテゴリ:根管治療

概要

左上の奥歯の激しい痛みを主訴に来院された患者さんです。

ズキズキとする痛みで痛み止めもあまり効かなかったそうです。

レントゲンでの検査や視診、触診を行っていくと

詰め物の下まで虫歯が広がっており、根管治療を開始することとなりました。

奥歯には複数の根管があります。

奥歯には複数の根とそれに伴って複数の根管があることが多く、

時には一つに繋がっていたり、3つの根管に見えて実は4つあることも

あります。4つ目の根管は細いことが多くレントゲンではわかりにくかったり、

肉眼では確認が困難な場合があります。

マイクロスコープを使用することによって根幹が分岐しているような様子が

分かりやすくなっています。

この細い根管は見落とされてしまい、その根管以外の状態は良いとしても

その根管が原因で感染が広がってしまうこともあります。

先ほどの状態から根管の清掃を進めたことによってよりはっきりと

細い根管が確認できるようになりました。

器具も入りづらく、破損してしまう可能性も高いのでマイクロスコープを

用いながら根管を清掃していくことが重要になるかと考えます。

マイクロスコープでの根管治療や虫歯治療を希望して調布市の歯科医院をお探しの方

は柳沢歯科医院にご連絡ください。