歯軋りや食いしばりによって起きる歯のダメージ

投稿日:2024年6月3日

カテゴリ:虫歯治療

概要

日によって起きる噛んだ時の痛みを主訴に来院された患者さんです。

食いしばりや歯軋りがあり、顎も時折カクカク鳴るそうです。

歯軋りなどの経過をしっかり観察しつつ、古い詰め物・虫歯の除去を

行っていくこととなりました。

自らの噛む力で歯への損傷が生じることも

詰め物が古くなり段差が生じており、着色もあります。

まずは詰め物を除去していきます。

詰め物を除去していき、マイクロスコープを使用して歯全体を

チェックしていくと歯に亀裂が入っていることが確認されました。

幸い、大きなむし歯にはまだなっておらず、歯の神経は保存ができる状態ですが、

亀裂が入っている部分は耐久力も減少しているため、ある程度歯質の切削が必要となってしまいます。

このように、大きなむし歯になっていなくても歯軋りや食いしばりにより歯にダメージが

生じてしまう事があります。また、マイクロスコープを使用しない場合はこの亀裂が確認しづらく、

見落とされてしまうこともしばしばあります。

歯軋り・食いしばりのコントロール

寝ている時の歯軋りの意識的なコントロールは難しく、ナイトガード(マウスピース)により、

ダメージを軽減する方法が用いられる事が多いですが、あくまで対症療法です。

また、日中何もしていない時に歯と歯が当たっているという方は食いしばっている傾向が強いです。

本来は唇は閉じているけども、歯と歯は当たっていないのが適切なお口の姿勢です。

これは癖として出てしまう事が多く、デスクワーク時や料理、掃除中などに

歯と歯が当たっている方も多いです。

ふとした時にぜひ一度チェックしてみてください。

心当たりのある方は先ほどの写真のように亀裂が入ってしまっている可能性もあるので

一度マイクロスコープでのチェックをおすすめします。

虫歯治療でむし歯や亀裂を細かくみてほしい、少しでも歯を長持ちさせたいと思っている方で

調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。