根管治療で必要な洗浄液

投稿日:2024年4月4日

カテゴリ:根管治療

虫歯が大きいと根管治療が必要になります。

根管治療は根の内部の汚れを綺麗にして、封鎖します。その後に土台を立てて被せ物を装着することで、歯としての機能を復活させる歯を残す最後の砦のような治療です。

根管治療は歯の内部の根の中の汚れを綺麗にすることを目的とします。

ファイルという細いドリルのような形状の針金のようなものを使用し、内部を探索し綺麗にしていきます。

しかし、内部を綺麗にするにはファイルだけでは汚れが残っており、専用の洗浄液がないと綺麗にできません。

その洗浄液は、次亜塩素酸ナトリウムです。

次亜塩素酸ナトリウムは根管治療で世界で一番使われている薬剤で、強い殺菌作用と有機質溶解作用を持っています。

次亜塩素酸ナトリウムをしっかり使用することで、根管内の菌数を減らすことができますが、口腔内に溢れてしまうと効果が強すぎるが故にとても危険です。なので、次亜塩素酸ナトリウムが溢れないようにラバーダム防湿する必要があります。

そのほかにもEDTAといった無機質の溶解する薬液も使用します。

これは根管治療をしているところをマイクロスコープで記録したものです。

青いラバーダムシートを使用して唾液の侵入や薬液の漏出を防いでいます。ラバーダムシートは様々な種類があり、色や厚さ、伸びの違いなどがあります。

根管内が汚れているので、薬液で洗浄していきました。

超音波の器具をしよしたり、薬液で洗浄した後の写真です。

だいぶ綺麗になったのがわかります。

まだ根の上部しか綺麗にできていないので、さらに細かい作業を行なって綺麗にしていきます。

根管治療はこのようにマイクロスコープやラバーダムを使用し、洗浄液を漏出しないように使用する必要があります。

根管治療や虫歯治療でお悩みで調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。