被せ物をやりかえをなくすために
投稿日:2024年3月14日
カテゴリ:虫歯治療
根の治療や大きい虫歯の治療を終えた後は、被せ物を装着することが多いです。
しかし、数年後に被せ物が取れたり、被せ物の下で虫歯になって再治療や場合によっては抜歯になることもあります。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
一つには、歯磨きができていないことや、甘いものを食べる頻度が多いなどがあります。
以前虫歯になったということは、そこに汚れが溜まっていたことが原因です。磨き方を改善しなければ、再度同じ部位が汚れて虫歯になってしまいます。
もう一つは、治療での虫歯の取り残しや不適合な被せ物による虫歯です。
虫歯の取り残しはかなり多いです。
これはなかなか難しく、虫歯を取り切ろうとしすぎて健康な歯をたくさん削ってしまったり、神経までとるほど削ってしまうこともあるので、なるべく削りすぎないようにと歯科医師は努力します。しかしその結果、削らなさすぎて虫歯を取り残してしまうことがあります。そして、マイクロスコープなどの拡大する機器がないと細部まで虫歯を見つけることができず取り残してしまいまう。
不適合な被せ物
被せ物が合っていないと隙間や段差ができてしまいます。そこには汚れが詰まり、細菌が繁殖し再度虫歯になってしまいます。
銀歯などの一部の安価な被せ物は、安価で大量に短時間で作成されているものが多く、精度は求められていません。なので、銀歯などは取れたり、再度虫歯になることが多いです。
銀歯を外したらドロドロの虫歯になっているということがとても多いです。
被せ物をやりかえをなくすためには、歯をしっかり磨き、食事を気をつけて、マイクロスコープのある歯科医院で高い精度で虫歯を取り除き、被せ物をしっかり適合させることが歯を長持ちさせます。
これは被せ物の型取りの前の写真です。
歯と歯茎の間に圧排糸という細い糸を挿入しています。
こうすることで歯と歯茎の境目が明確になります。
この状態で型取りをすることで、石膏模型にした時にはっきりと印記でき、被せ物を作る技工士に境目をわかりやすく伝えることができます。
当然綺麗な模型であれば、精度の高い被せ物を作成することができます。
型取りした印象材の内面です。
先ほどの歯形が綺麗に取れているのがわかります。
当院では型取りした瞬間にすぐにマイクロスコープで拡大して確認します。
ここまでしないと精度の高い被せ物はできません。
全ては可能な限り被せ物と歯に段差がないようにして、再度虫歯にならにようにするためです。
隙間や不適合でもセメントである程度くっつけることはできます。しかし、一時的に良くても、数年後に問題が起きてしまいます。
高い精度で型取りを行い、精度の高いかぶせもを装着して歯を長持ちさせましょう。
不適合な被せ物のやりかえを希望して調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。
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