マイクロスコープを使ったファイバーポスト

築造とは？

根管治療は歯の頭に穴を開け、その内部に存在する細菌を取り除く治療、または細菌が繁殖しないような環境を作る治療ですが、この根管治療の完了した歯に空いている穴をふさぎ、内部に細菌が入らないようにすると同時に被せ物が外れないようにする治療を「築造」と呼びます。この築造、あまり語られることは少ないですが、歯を持たせるためには非常に重要な行程であり、最も重要と言っても過言ではないかもしれません。

当院では、この治療をマイクロスコープで行なっています。その一つの症例を提示します。ファイバーポストを用いています。治療した歯は上顎の小臼歯です。

ラバーダムをし、根管充填後の歯の内部をマイクロスコープで拡大している写真です。

歯根に負担のかからないような形態に内部を整え、

土台の材料であるレジンが接着するよう内面処理をして、

レジンを流し込み、

ファイバーポストを挿入し、レジンを硬化させます。

この後、被せ物の治療に移行します。

まとめ

私は、当院で１０年以上治療をしていますが、この方法で問題の起きるケースはほとんどありません。

私の歯科医師としての強み、得意分野はこの「築造治療」と感じています。正直なところ、根管治療の質よりも、築造治療の方が重要でしょう。このような精度の高い、そして長持ちする治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院