詰め物が取れた。虫歯になっている気がする。
投稿日:2023年10月19日
カテゴリ:虫歯治療
ある患者さんが銀の詰め物が取れたので来院されました。
元に戻せるならそのまま戻してほしいけど、虫歯な気がするので見てほしいとおっしゃっていました。
当院にはマイクロスコープ(歯科用の顕微鏡)があり、拡大してみることと写真動画を撮ることができます。
拡大してみることで虫歯を見逃さないことができ、さらに記録して患者さんに見せることができるので当院に必須の医療機器です。
これがその時の写真です。
一見するとセメントが黒く変色しているだけのようにも見えます。セメントを除去して再度銀歯を戻すことを選択する先生もいるかもしれません。セメントを除去し虫歯染め出し液で染めました。汚れや虫歯が染まってきます。この状況はもう虫歯をしっかり除去しないといけません。銀の詰め物を戻すのはやめてコンポジットレジンでのダイレクトボンディングで治療を行うこととしました。
虫歯染め出し液のいいところは健康な部分は染まらないので、過剰に切削することを防ぎ、虫歯の取り残しを防止します。
まずは汚れをしっかり洗い流して虫歯を取り除いていきます。ヒビが入っているのところもあるので丁寧に形を整えます。
ラバーダム防湿を行い、詰める作業に入ります。
詰めた後です。きれいに詰めてあるのが分かります。
汚れが停滞しないように段差なく滑らかに仕上げることが大事です。
その歯が二度と虫歯にならないようにという気持ちでやっています。
精度の高い虫歯治療、銀歯が取れてお困りの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院へご連絡ください。
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