根管治療後に土台を立てます
投稿日:2023年8月1日
カテゴリ:根管治療
根管治療した歯はまだ根の部分にしかお薬が入っていない状態です。
そのままでは上部が封鎖できていませんし、噛めるような歯の形態にはなっていません。この図は消毒液で根の内部を洗っている画像です。この後に根の先に緊密に封鎖材を詰めていきます。
そして、上部まで土台を立てていきます。
このような形で土台を入れていきます。
根の治療で歯の内部を綺麗にして、根の先に隙間なく封鎖材を入れて、土台も高い精度で入れてきます。
土台を入れた後に被せ物を装着することで噛めるようにします。
これら全てが高い精度で行われないと隙間から細菌が侵入して再度根の先に炎症を起こしてしまいます。
しかし、一般の歯科治療ですとそれぞれの工程に高い精度で行うのは限界があります。
マイクロスコープがなかったり、ラバーダムの未使用、歯科医師や技工士の技術や治療時間の問題があります。一般の歯科医院では機材や道具が高すぎて全て揃えるのが困難であり、一つの歯科医院で手広く様々な治療を行うので、根管治療だけに時間をかけられないのが現状です。
当院のように根管治療に特化している歯科医院は、分野を減らして治療を行うことで根の治療に時間をかけて行うことができます。
当院では根管治療にマイクロスコープを使用してラバーダム防湿をするのはもちろんですが、土台の治療でも使用しています。この写真は奥歯の根の治療が終わった状態をマイクロスコープで記録したものです。
根管治療が終わり、封鎖材を入れ終わって、ここから土台を立てていきます。
金属の留め金を使用してラバーダム防湿をしています。他の歯や舌、頬、唾液から隔離している状態です。
ここからファイバーであったり、レジンを使用して土台を立てていきます。
土台が立て終わったろころです。
緊密に充填されています。
隙間や段差がなく詰めてあることが重要です。
歯を残すためには一つ一つの工程をマイクロスコープを使用して精密に行わないといけません。
根管治療や虫歯治療でお悩みの方でマイクロスコープを使用した治療を希望して調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科院にご連絡ください。
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