古い銀歯の中をマイクロスコープで見てみると・・・
投稿日:2023年4月20日
カテゴリ:虫歯治療
当院では古い銀の詰め物の歯の治療がとても多いです。
虫歯治療で銀の詰めものを外すことや、取れたのでやりかえること、銀の詰め物をやりかえたくて治療をすることがあります。
治療をしていつも感じるのは、銀の詰め物をしている歯の歯と歯の間が再度虫歯になっているケースが多いです。
いわゆる銀の詰め物の下に虫歯ができている状態です。
しかも虫歯でよくあるのが、痛みを感じないことが多いことです。
虫歯って痛いイメージがありますが、あるときとない時があります。
痛くないからと言って虫歯がないわけではありません。これが大きな落とし穴です。
痛くないけど、小さい虫歯を見つけて小さく治療した方が歯を長持ちできるし、治療回数も少なく、金銭的な負担も少ないです。
痛みが出て、神経を抜かないといけなくなったり、虫歯が大きくなったりすると、歯を長持ちすることはできず、最悪の場合には抜歯になったりします。そして治療回数も増えて、金額もかなりかかります。
なので、しっかり時間をかけて細かくチェックしてくれる歯科医院で定期的に診てもらいましょう。
実際の銀歯の写真です。上の奥歯です。
少し不適合ですが、極端に穴が空いていたり、虫歯になっているようには感じません。
しかし、歯と歯の間に段差があったので外してみると
中がドロドロして黒く虫歯になっています。
噛む面の方はそこまで問題はなさそうですが、歯と歯の間の部分は明らかに虫歯になってい流のがわかります。
虫歯を取り除いて綺麗な状態にしました。
当院では一般的な昔ながらの肉眼で行う治療ではなく、より精度の高い高倍率で拡大して虫歯を確認し、接着操作を行うときにラバーダム防湿を行い、精密に虫歯を詰めていく最新の治療を行っています。一回の時間は少し長くなりますが、より丁寧に治療が行え、より歯が長持ちできます。
詰め終わった後です。
綺麗に詰めることができました。ここからさらに研磨をして滑らかにしていきます。この時点でも最初の銀歯の画像と見比べると段差がないのがわかります。
どの歯科医院でも歯科治療がゆっくりできればいいですが、税金の範囲で行う保険治療では難しいのが現実です。
丁寧な精密治療をすることで、その歯を長持ちさせ、2度と再治療がないようにすることで、歯科治療の予防につながっていると実感しています。
虫歯治療でお困りの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。
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