根管治療。気をつけること。

投稿日:2022年11月12日

カテゴリ:根管治療

当院は根管治療や小さい虫歯治療に特化している医院です。

根管治療は歯の根の先に膿が溜まってしまう病気や、虫歯で歯の神経が傷んでしまったときなどに行う治療です。

虫歯によって根の先に膿ができる理由は、細菌感染です。

虫歯の菌が、歯の上部で大量に繁殖し、根の中を汚染し、根の先の骨を溶かしている病気です。

原因は、細菌ですので、可能な限り虫歯や汚れているところを除去することで治癒を図ります。

この治療は古くから行われていますし、歯科医院の治療種類での大部分を占めています。

沢山の医院で毎日行われている治療ですが、成功率がとても低いです。

さまざまな文献はありますが、日本の根管治療の成功率は3〜5割と言われています。

とても低い数字です。半分以上が失敗します。失敗というのは、治療したのに、腫れてきたり、痛みが出たり、再度治療が必要になるということです。

根管治療した歯の再治療というのは、同じように根管治療を再度行うか、外科的な治療を行うか、抜歯になってしまいます。

最悪の場合には抜歯になるとても恐ろしい状況なのです。

だから、根管治療にならないように、定期的にチェックしてもらうのが歯を残すことにつながりますし、もし根管治療が必要になったら、根管治療に特化している医院などで診てもらう方がその歯を長く持たせることにつながります。

実は根管治療の専門の先生はは80〜90%、もっと高い成功率の先生もいらっしゃいます。これには一般的な根管治療と違う点がたくさんあります。

 

高い成功率を実現するのに根管治療で必須ものの一つに、ラバーダム防湿というものがあります。

このように歯だけを覆うマスクをかけます。

一本の歯の時もありますし、多数の歯にかける事があります。

覆うことで、唾液の唾液を防ぐ事ができますし、頬や舌の排除や、道具の誤飲防止にもなります。

実際の根管治療の写真です。

このように覆い、さらに隙間がないようにコーピング材を使用して、唾液が全く根管内に入らないようにしています。

根管内から汚れを取ろうとしているのに、唾液や汚れが入ってしまっては、治るものも治りません。

よって、根管治療ではラバーダムは必須です。

他にもさまざまな道具が根管治療には必要です。

それぞれの道具を上手に使いこなすことで、高い成功率を出すことができます。

根管治療でお困りで調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。