根の治療でのラバーダムの必要性
投稿日:2022年10月12日
カテゴリ:根管治療
大きい虫歯になって歯の神経を取る治療や、根の先に膿ができて行う治療を根管治療と言います。
根管治療は、歯の内部が汚れ、細菌が繁殖している状態を改善することを目的に行います。
徹底的に虫歯を除去し、汚染しているところを洗浄液で綺麗にしていきます。
細い道具などさまざまな道具を駆使して、歯の内部の汚れを取っていきます。
消毒液も使用して内部を綺麗に洗っていきます。歯の内部をお掃除していきます。
なるべく歯の内部を綺麗にしていくので、根管治療の成功率を上げるためにはラバーダムというゴムのマスクが必要です。
だいぶ昔からある道具ではありますが、まだまだ保険治療の根管治療では使用されていないのが現実です。他にもさまざまな道具がありますが、使用してない医院も多く、日本の根管治療の成功率は低いです。
歯をラバーダムで覆い、唾液、舌、頬さまざまなものから隔離します。そして、ラバーダムをすることでお口の中と遮断でき、強い洗浄力の薬剤も安全に使うことができます。
保険治療でラバーダムの使用率が低い理由はさまざまありますが、費用を歯科医院が負担しなくてはいけないのと時間がかかるということです。
時間とお金がかかるということは、保険治療ではラバーダムを使用すればするほど歯科医院の経営に負担をかけてしまう可能性があるということです。良い仕事をすればするほど赤字になり、時間がかかるため患者さんから「先生の治療は変なマスクをつけさせられるし、治療が遅い!」なんて言われてしまったら、ラバーダムをしなくなる理由もわからなくないです。
何十年も前にそのようなやりとりが沢山あって、今の日本ではほとんどの先生がやらなくなってしまったのかもしれません。
現在、根管治療に力を入れていたり、マイクロスコープで精密治療をしている先生などが少しづつ増えてきて、ラバーダムを使用している医院も増えてきました。
歯を少しでも長持ちさせるためには、精密で清潔な環境での治療が必須です。
体の手術するときは、手術室で行い、術部位以外は青い布で覆います。
なるべく清潔に行うことが治療の成功率に依存するからです。
歯も同じです。
当院では、通常の根管治療でラバーダムは必須であると考えています。
根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡だくさい。
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