銀のつめものの段差によってできた虫歯
投稿日:2022年4月15日
カテゴリ:虫歯治療
一見問題ない銀歯、これは上の奥歯の写真です。クリーニングで細かく診査していると、歯と歯の間に段差があるのが見つかりました。
段差や隙間は汚れが溜まりやすく、検査するときは必ず気をつけて探します。
横から見た写真です。
銀歯の適合がわるく、段差になっているのがわかります。
この様な歯と歯の間を重点的に見ないといけません。これはマイクロスコープという肉眼の20倍ほど拡大できる歯科用の顕微鏡があるからここまではっきりと記録することができます。
しかし、これでも影になっているところや、銀歯の中は見えません。レントゲンを取ったり、触ったり、普段のフロスがほつれるなど色々な情報を下に総合的に診断することが大事です。
今回は明らかに段差があり、虫歯のリスクも高いので銀の詰め物を外していきました。
段差になっているところが黒く変色しています。
やわり虫歯が進んでいます。段差のあるところには汚れが溜まり、細菌が繁殖している証拠です。
ここからどんどん内部が侵食していくので、早期に発見し治療が必要です。中のセメントを取ると、さらに内部が変色しているのがわかります。
虫歯や歯周病の怖いところは、意外に痛みがないことです。
痛みがなく進行して、ある時に急に痛くなってから来院する方が多いですが、もっとその前から虫歯や歯周病は存在しているのです。
痛くなってからでいいじゃないかと思うかもしれませんが、場合によっては痛みが出ないまま虫歯が大きくなり過ぎて抜歯になってしまうこともあります。そして、早ければ早いほど歯を削らずに歯を保存して残すことができます。
この様に綺麗に治療が終わりました。
白い詰め物(コンポジットレジン)で詰めました。
詰めたから治ったと安心しないで、しっかり歯を磨き、予防しましょう。
しっかり歯磨きをして、定期的にチェックしていれば、虫歯は予防できますので、しっかりとした歯磨きを覚えた方がよっぽど楽です。
虫歯治療や根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。
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