クリーニングで発見した詰め物の段差

投稿日:2022年1月12日

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ある患者さんのクリーニング中に詰め物に段差があったので精査して見ました。

不適合の詰め物があり、歯茎の際の部分が少し腫れていました。

患者さんは痛みもなく、腫れも実感はしていませんでした。

しかし、衛生士さんが、「これはかなり適合悪く、歯茎の際を触ると中でえぐれているような感じがするので虫歯の可能性があります」と言っていました。

患者さんに治療の必要性を説明したところ、治療を希望されたので詰め物を外していきました。

外すと案の定、虫歯になっていました。

他の部分は綺麗なのに段差の大きかったところは腫れも大きく、虫歯もありました。

段差には汚れが溜まりやすく、汚れがあるところには細菌が繁殖します。こうして、虫歯になって歯が溶けて、歯周病になり歯茎が腫れるのです。

クリーニングで思うこと

クリーニングで虫歯を見つけて、いつも思うことは、痛みも腫れも全くないから患者さんが自覚をしていないこと。

そして、痛みや腫れがあって飛び込みで来た患者さんの何割かは手がつけられないくらい虫歯が大きくなっていること。

やはり歯を残そうと考えると間違いなく、早期に発見し、早期に治療するのが一番いいです。

私自身も定期的にクリーニングに行くのを怠ってしまうこともあります。健康の大切さを忘れてしまうこともありますが、やっぱり自分の体が健康なことが一番大事です。

歯も早期治療であれば詰めるだけで済みますが、遅くなると最悪抜歯になります。残したいと希望しても意外にあっさり「もうこの歯は残せないので抜きましょう」と言われることになります。しかし、抜いたら次の歯はもう生えてきません。

当院では歯を残す治療をしていますので、他院で抜歯を宣告され、来院される方がとても多いですが、やはりどうしても残せない患者さんは一定数います。

早期発見早期治療の大切さを実感します。

クリーニング

クリーニングに長いこと行っていない人は、まずはクリーニングをしてもらい、治療の必要な歯を治し、歯磨きの仕方を確認し、自分で管理できるようになりましょう。

お口の詰め物、被せ物の状態や虫歯を確認して欲しくて調布市の歯科医院をお探しの方は、柳沢歯科医院にご連絡ください。