マイクロスコープを使った歯根破折の診断
投稿日:2021年7月17日
カテゴリ:未分類
歯根破折とは?
根に入り込んでしまった「ヒビ」のことです。この歯根破折が起きてしまうと、「ヒビ」の隙間に細菌が侵入し、その細菌感染に対して体が反応し、「痛み」や「歯茎の腫れ」などの症状が起きてしまいます。
このヒビに入り込んだ細菌感染は、歯ごと取り除くのがセオリー、つまり抜歯の適応になります。これは、根管治療に特化した先生であればあるほど、この傾向が強いように感じます。
マイクロスコープを用いた診断
この「歯根破折」で、他院で抜歯と診断され、納得できずにセカンドオピニオンを求めて、当院を受診される方は少なくありません。
しかし、このヒビを、マイクロスコープを用いて診断し、動画で撮影し、患者さんに実際に見てもらうと、納得される方が多いように感じます。
実際に、マイクロスコープで撮影した写真を提示いたします。
左下の奥歯です。根の表面にラインがあるのがわかるかと思います。これが「ヒビ」です。
この後、歯周ポケットを測定すると、一部分のみ、このラインに沿って、深い部分がありました。典型的な歯根破折の症状です。
このように、マイクロスコープを用いて診断し、それを提示することで、患者さんの納得度は、格段に向上します。このように、マイクロスコープを用いた納得できる診断と説明を希望される方は、ぜひご相談ください。
柳沢歯科医院
■ 他の記事を読む■