根だけになってしまうと咬む力に耐えられない

投稿日:2021年6月24日

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歯にとって致命的な「歯根破折」

歯の根に入ってしまうヒビ、専門的には「歯根破折と呼びますが、このヒビは、歯にとっては致命的です。抜歯になってしまうことが多いです。多くの歯科医師も、自分の根管治療をした歯が歯根破折してしまうことに、悩んでいます。

 

根っこだけになってしまうと歯根破折しやすい

この歯根破折は、様々な要因で起きてしまうのですが、その要因の中でも、最も重大なもの一つが「残存歯質の減少」、つまり、残っている歯の量が少なくなってしまうと、歯根破折が起きやすくなるのです。

ある患者さんの右下の小臼歯です。被せ物が土台ごと取れてしまった、とのことで来院されました。よく見て見ると、残っている歯の量が少なく、根っこだけになっています。さらにマイクロスコープで確認すると、

ヒビが入り、割れているのがわかると思います。これが、典型的な歯根破折です。こうなると、通常は抜歯をせざるを得ません。

こうならないようにどうするべきか?

歯を大事にしてください。虫歯にしないでください。仮に、虫歯になったとしても、精度の高い治療を受けて、その歯を守ってください。

これが、歯根破折を防ぐのには、一番なのです。

柳沢歯科医院