MTAセメントによる根管充填

根管充填とは？

根管治療は、歯の内部に入り込んだ細菌を取り除く治療ですが、細菌を取り除いた後に、その内部を空洞にすると、また細菌が繁殖してしまう可能性があります。その部分を埋めて、細菌が繁殖するスペースをなくす作業が「根管充填」です。

一般的に、「最終的な根の材料」などと言いますが、この充填した材料が治すわけではないのでご注意ください。大切な行程ではありますが、一番大切、とまでは行きません。

MTAセメントを使うこともある

この根管充填の材料、一般的には「ガッタパーチャポイント」を使いますが、に「MTAセメント」と使う場合があります。

使う場合は、

根の先が破壊されている場合

根の形が楕円などガッタパーチャポイントで充填しにくい場合

です。

実際にMTAセメントで充填してるところの写真です。

この白いものがMTAセメントです。この材料を使うことにより、より多くのケースに対応できるようになります。

決して間違って頂きたくないのは、「MTAセメント」が治す訳ではないことです。根管治療を成功に導く訳ではありません。しかし、MTAセメントは、ケースによっては、とても有効な根管充填材料になるのです。

柳沢歯科医院