根管治療では痛みが取れないかも知れない

根管治療はなにをやっているのか？

多くの患者さんが「痛み」を主訴に来院されることが多いかと思いますが、実は、根管治療はこの「痛み」を取るために行うものではありません。

根管治療とは、歯の内部に入り込んだ汚れを取る治療です。

そのため、歯の内部の「汚れ」が原因で起きている「痛み」であれば、この「汚れ」取り除くことにより、「痛み」が治ります。

しかし、痛みの原因が、この汚れ以外である場合があります。この痛みは、歯科医院で解決することが難しいこともあります。

このように、「痛み」を取ることを期待して来院されている患者さんの希望と、私たちにできることにギャップがあるのです。

そのため、当院では、多くの場合に、「痛みが取れない可能性がある」ことを伝えた上で治療をしています。

痛み専門外来への紹介

では、このように、根管治療では解決できない痛みに対しては、どのように対応しているのか？

それは、ペインクリニック、いわゆる「痛み専門外来」への紹介です。この分野の先生は、診査を通して、痛みの原因がなんなのかを診断し、投薬などで、その痛みを解決してくれるのです。

もちろん、痛みは、患者さんの感覚なので、解決が難しい場合もあります。しかし、根管治療を受ける患者さんには、

根管治療が汚れを取るために行うものであること

そして

痛み専門外来もあること

をして頂き、治療を受けて頂きたいと思います。

柳沢歯科医院