「神経が死ぬ」ってどう言うことか
投稿日:2021年3月9日
カテゴリ:根管治療
神経が死んでいますね・・・
このフレーズを歯医者さんに言われたことのある方は多いのではないでしょうか?
そもそも「神経が死ぬ」とはどう言うことなのか?
専門的に言うと「歯髄壊死」と呼ばれるものです。歯の内部に存在するゼリー状の軟組織である歯髄は、痛みや温度感覚を司る組織ですが、この歯髄が虫歯などで細菌感染を起こすと、溶けてしまいます。この状況が「神経が死ぬ」「歯髄壊死」と言われるものです。
この歯髄が死んでしまうと、歯の内部はどの様になっているのでしょうか?
まずは、生きている歯髄とは、こうなっています。
この様に、血液を含んだゼリー状の組織がいっぱいに詰まっています。
それに対して、「神経が死んでいる」「歯髄壊死」とはどの様な状況になっているかと言うと・・・
この様に、内部が空っぽになっています。こうなると、内部では、細菌がどんどん繁殖し、結果的に、根の先で炎症を起こします。これを専門的に「根尖性歯周炎」と言い、この状態の解決方法が「根管治療」なのです。
「神経が死んでいます」と言われると、歯の内部は空っぽになっています。
柳沢歯科医院
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