歯茎の痛みがなくなった患者さん

投稿日:2021年1月6日

カテゴリ:根管治療

左上の奥歯の歯茎が痛い患者さん

患者さんは40歳代の女性です。

主訴は、左上の奥から2番目の歯の歯茎の部分を触ると痛みがある、とのことでした。

その部分の歯茎の部分を、私が触ると、確かに、痛みがありました。話を聞くと、顔を洗う時も、触れると痛みがあるとのことでした。

術前のレントゲン写真です。

診査の結果、根の先に炎症があり(レントゲン写真の→で示した黒い部分)、根管治療をすることになりました。

 

歯茎の痛みがなくなりました

当然ですが、ラバーダムをして、マイクロスコープを用いて、根管治療を行いました。

レントゲン写真から、根の先に炎症がある根は曲がっており、曲がった先まで治療ができていないように見えました。さらに、以前に治療をした先生が、曲がった方向ではなく、まっすぐに根を大きくし、変な方向に穴を空けてしまっているようでした。おそらく、パーフォレーションが起きています。

2回に分けて、根管治療を行いましたが、1回目の治療で、歯茎の痛みは取れていました。

術直後のレントゲン写真です。

術後1年のレントゲン写真です。術前にあった根の先の炎症が無くなっています。これは、根管治療が上手くいったことを意味しています。

全く症状もなくなり、患者さんも満足して頂いています。

このように、精度の高い根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院