「神経が死んでいる」とは状態とは?
投稿日:2020年12月13日
カテゴリ:根管治療
歯の内部に存在する軟組織「歯髄」
よく耳にする歯の「神経」。この組織は、専門的には「歯髄」と呼ばれ、歯の内部に存在する軟組織です。
歯の頭に穴を開けると、内部はこのようになっています。歯髄には、血管も含まれているので、赤いのです。
超音波で触り、振動を当てると、血液は吹き出します。
歯の内部から、綺麗に取り除くことのできた歯髄です。
「神経が死んでしまった」状態とは?
この歯の内部に存在する「歯髄」が、「死んでしまった」と言われたことのある方も、多いと思いますが、この「死んでしまった」とは、どのような状態なのか?
これが「神経が死んでしまった」歯の内部です。空になっているのがわかると思います。つまり、虫歯菌などに歯髄が侵されると、この軟組織は溶けてしまい、歯の内部には何もなくなってしまうのです。
このような状態になってしまうと、歯の内部では、細菌が増殖し放題です。この細菌感染に身体が反応し、根の先で炎症ができてしまいます。これが「根尖性歯周炎」と呼ばれる病気です。
この細菌感染を取り除き、歯とその周囲の組織の健康を取り戻すのが「根管治療」です。
柳沢歯科医院
■ 他の記事を読む■