他院で抜歯と宣告された右上奥歯の治療

投稿日:2020年11月21日

カテゴリ:根管治療

「ヒビが入っている」と言う理由で抜歯宣告された患者さん

患者さんは50歳代女性です。

他院で、右上の一番奥の歯が「ヒビが入っている」と言う理由で抜歯宣告されたそうです。内部をマイクロスコープで確認すると・・・

歯に穴が空いていました。これは、前医の先生が開けてしまった穴です。そして、ヒビは入っていませんでした。これなら残せる、と判断し、根管治療を行いました。

ガッタパーチャポイントと呼ばれる最終的な材料を根管内に充填し、そのあとに、その後の、MTAセメントでその空いてしまった穴を塞ぎました。

まず、一つ目の穴です。

これをMTAセメントで、

埋めました。

もう一つの穴も、

MTAセメントで埋めました。

 

まとめ

このように、歯の内部に穴が空いている場合、MTAセメントでこの穴を埋める治療法は、歯を残すためには有用です。この治療法を「パーフォレーションリペア」と呼びます。

この治療法により、穴が空いていて他院で抜歯と診断された症例でも、多くの場合で、健康な状態で保存することができるようになりました。この治療を、マイクロスコープを用いることにより、さらに精度高くできるのです。

このような治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院