他院で抜歯と宣告 内部には大きな穴が・・・ その2

投稿日:2020年9月28日

カテゴリ:根管治療

歯の内部に大きな穴が空いている 他院で抜歯と言われた・・・

昨日、投稿したケースの続きです。

他院で、抜歯を宣告され、当院にセカンドオピニオンを希望して来院された患者さん。内部をみると・・・

大きな穴ぼこがありています。

話し合いの結果、患者さんが強く保存を希望したので、保存する方向で治療しました。

矯正的に歯を引っ張り上げ、根管治療を行いました。

内部からは、前医の先生が入れてしまったであろう、ファイバーポストが出てきました。

 

穴をMTAセメントで充填しました

その後、根管治療をして、内部をキレイにしました。これが、キレイになった部分の写真です。

この穴ぼこを埋めるのですが、この部分に支えてなる材料を入れます。

これがそうです。体に吸収される材料を下敷きにします。

この穴を埋めながら、一番近い根にもMTAセメントを充填します。

このセメントで、穴も一緒に塞ぎます。

これが最終的に充填し終わった段階の写真です。

 

まとめ

今回のケースは、多くの歯科医院では抜歯を診断されるであろう、厳しいケースでした。しかし、患者さんの強い希望で、保存することになりました。正直言って、これでダメなら、ごめんなさい、です。こうなった患者さんが悪いです。

それでも、頑張って残そうとしたので、より長く機能してくれることを、願っています。

このような精度の高い根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院