被せ物の下から虫歯に・・・ このことから分かること

投稿日:2020年3月25日

カテゴリ:根管治療

被せ物の隙間から虫歯に・・・

ある患者さんがメインテナンスにいらっしゃしました。衛生士が詳しく見てみると・・・

被せ物の下から虫歯になっていることがわかりました。

すぐに被せ物を外し、内部を見てみると、

金属の土台が装着されていました。

この金属を、マイクロスコープを用いて外していくと・・・

なにやら、すぐに土台が動いた感覚がありました。専用の道具で外れるような力をかけると、

すぐ、ポンと外れてしまいました。内部では虫歯がかなり奥まで進行していました。

この患者さんの歯、虫歯が進行しすぎて、通常では残せないので、歯茎の部分を修正する手術をしました。それほど症状が進行していたのです。

 

歯の残っている量に助けられていた

この症例からわかること、それは「残っている歯の量の重要性」です。よく見ると、この歯には多くの部分が健康な状況で残っているのです。これにより、土台と被せ物が外れるような力がかかりづらくなっていたのです。つまり、「歯の残っている量に助けられた」のです。

場合にもよるのですが、このような状況では、歯の部分がいかに残っているがか、被せ物の寿命、そして歯自身の寿命に大きく関与しています。

 

歯の量を残すために大切なこと

では、歯の量を残すために必要なことはなんでしょうか?もちろん、虫歯にしないことが一番ですが、もし根管治療が必要になった場合に大切なことは、たくさんある要素の中から、私が特化していることをあげたいと思います。

再根管治療にさせない

歯の部分がなくなる要素の大きな一つが、再根管治療です。これにより、除去する必要のない部分の歯が失われてしまいます。そのため、再根管治療にしないことが大切です。

精度の良い被せ物をする

ここでの精度とは、いかに歯に隙間なくフィットしているか、ということです。この精度が高いと、内部に汚れが入らず、虫歯になりにくのです。

この二つの要素、言うのは簡単ですが、行うのはとても難しく、何より、根性と根気を必要とします。

しかし、これこそ、私が特化している分野なのです。

 

このような精度の高い治療、いわゆる精密歯科治療のできる調布市の歯科医院をお探しの方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院