上顎第一大臼歯の4番目の根管を見つける処置
投稿日:2019年11月1日
カテゴリ:根管治療
根管を見つけるのが難しい上顎大臼歯
それぞれの歯の根管治療に難しさがありますが、上顎大臼歯の難しさは、MB2と呼ばれる4本目の根管を見つけ、適切に処置することだと思います。この根管を見逃すと、その部分の感染を取り残すことになるので、根管治療の失敗に繋がります。
今回は、上顎左側第一大臼歯のMB2を見つけた根管治療の症例を紹介します。
かぶせ物を外すと、内部に虫歯をあるため、それを取り除きます。もちろん、マイクロスコープを用いて精密な処置をします。
虫歯を取り除いたので、
歯のなくなった部分に人口の壁を、コンポジットレジンで作ります。
ラバーダムして内部をみると、ヘドロのような汚れを確認しました。
この汚れを洗い流し、MB2を探し始めます。
マイクロスコープを用いて、ダイヤモンドバーと超音波チップを駆使し、MB2があるか探します。
そして、見つけることができました。4根管の入口がきれいに見えます。この後、根管の長さを測定し、大きくし、根管充填を行います。
このような、細かい治療を、正確に、確実に行うことで、治療している歯の健康を保ち、寿命を長くすることができます。
このような根管治療を希望される方は、ぜひご相談ください。
柳沢歯科医院
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