アレルギー性鼻炎の子供は歯並びが悪い?
投稿日:2019年7月10日
カテゴリ:小児矯正
歯並びが悪くなる原因
以前のブログやホームページでも紹介しておりますが、歯並びが悪くなる原因は「顎の成長不足」です。その顎を成長させる筋肉があります。それが「舌」です。舌が上顎に付き、それに乗っかり上顎は前に外側に広がります。これに舌と下顎がついていくことで顎は成長します。つまり、歯並びが悪くなる原因は、舌が上顎についていないことが原因です。
舌が落ちてしまう要素
そのため、舌が落ちてしまうことを助長してしまう「寝ている時のお口ポカン」や「口呼吸」も歯並びを悪くしてします原因と言えます。
そのため、「うちの子、歯並びどうですか?」と歯医者さんに聞いたことがあるお母さんもいらっしゃるかと思いますが、多くの歯医者さんは、今並んでいる歯並びを見て「様子を見ましょう」といくことが多いようですが、これは大間違いです。見るべきものは、子供が待合室に座ってるなどの無意識の時に、口があいているのか?呼吸の仕方は?舌の位置は?ということになります。
鼻炎の子供が多い現代 彼らの歯並びが心配
そこで、鼻炎について考えてみましょう。鼻づまりになると、鼻で息ができなくなるので、口で呼吸します。すると、舌が下がります。つまり、アレルギー性のものも含めて、鼻炎が歯並びが悪くなる原因なのです。鼻炎の子供が多い現代、彼らの歯並びが心配でなりません。
ある報告では、アレルギー性鼻炎の子供は、そうでない子供に比べ、3倍の確率で歯並びが悪くなる、との結果が出ています。
まとめ
歯並びが悪くなる原因を考えると、呼吸について考えていく必要があります。このようなことを考えて治療している歯科医師は皆無に等しいですが、多数派があっているとは限りません。少数派が間違っているとも限りません。とても大切なことが、医療界では見逃されています。今後、耳鼻科の先生が噛み合わせを見ることが当たり前な時代が来てほしいものです。
このように呼吸について考えながら歯並びの治療を行っている調布市の歯科医院をお探しの方は、ぜひご連絡ください。
柳沢歯科医院
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