一つの歯科医院で多くのことをやりすぎな気がします

多くのことを一つの歯科医院で行うのが一般的　しかし・・・

歯科の分野では、入れ歯や虫歯の治療、歯周病の治療やインプラント治療まで、一つの医院で多くのことが行われるのが一般的だと思います。しかし、私はこれら多くのことを高いレベルで行うことのできる歯科医院は少ないと思います。

根管治療で悩んでいる方が多くすぎる世の中　なぜ？

当院では、主に根管治療とその後の被せ物の処置をマイクロスコープを用いて行っていますが、これらがうまくできていないために、痛みや違和感が取れずに、苦しんでいる患者さんが当院には多く来院されます。これも、根管治療と被せ物の処置が高いレベルで行うことのできる歯科医院が少ないからではないかと思います。それだけ、根管治療は難しい治療なのです。

これらの問題を解決するために

他にも、インプラント治療がうまくいかなかったり、入れ歯でうまく噛めなかったりと、悩んでる患者さんが多くいらっしゃるかと思いますが、これらの患者さんを救い、少なくするためには、自分の得意分野に特化した歯科医院になるべきで、自分のできないこと、苦手なことは紹介するようなシステムを多くの歯科医院同士で確立すべきではないかと思います。これは、アメリカのように「専門分野のみを行う」というわけではありません。アメリカのシステムは細分化されすぎなので、これも患者さんにとっていいことなのかは私は疑問です。自分の得意分野に特化した「かかりつけ医」に多くの歯科医院がなるべきだと思います。

日本の歯科医院は、多くのことを一つの医院でやりすぎな気がします。中には多くのことを高いレベルで行っている歯科医院もあります。しかし、少数派です。少数派では、多くの患者さんは救われません。大切なことは「マジョリティー」です。多数派にしなければ、救われる患者さんは増えません。

当院は、「根管治療と被せ物をマイクロスコープで行い、治療後のメインテナンスに特化にした歯科医院」を目指しています。

次回は、実際にどのような患者さんを紹介するのか、ご説明したいと思います。

柳沢歯科医院