1日で終わる根の治療を受けた歯に土台を立てました
投稿日:2017年10月30日
カテゴリ:根管治療
根の治療の後の土台の処置
根の治療(根管治療)が終わった後、かぶせ物の土台となる材料を歯に装着する処置を「支台築造」と言いますが、今回はその処置について書きたいと思います。
この土台を立てる処置は、とても大切で、治療した歯がいかに長持ちするか、そして、装着するかぶせ物がいかに歯についているかどうかは、この処置の精度に大きく左右されます。
この治療はとても大切な処置です。この大切な処置を、当院では、マイクロスコープを用いて、精密に行っています。
実際の症例を提示します。
1日で終わった根の治療を受けた左上の歯の土台の処置
矢印が指しているのは、根の先の炎症です。根の治療が必要と判断し、治療を開始しました。
治療後のレントゲン写真です。精度の高い、確実な治療をすることができました。
この歯に土台を立てていくのです。
実際の治療の際の写真を提示します。
土台をなる材料をのり付けするのですが、のり付けする部分をきれいにしています。
土台となる心棒が入るかどうかを確認しています。
のりを貼り付け、
レジンを流し込み、心棒を挿入し、光を当ててレジンを固め、終了です。
実際の動画を提示致しますので、ご覧ください。
まとめ
マイクロスコープを用いた根の治療に目が行きがちですが、私をしては、この治療は、根の治療を同等か、場合によっては、根の治療よりの大切になる場合があります。
この治療がうまく行かないと、根の治療の失敗や、かぶせ物の脱離、時には、根が割れてしまい、抜歯につながることもあります。
この治療をマイクロスコープを用いて行うことにより、根の治療を受けたの寿命を格段に伸ばすことができます。
柳沢歯科医院
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