歯茎の腫れを訴え来院された患者さん
投稿日:2017年8月25日
カテゴリ:未分類
歯茎が腫れる原因
歯茎の腫れの原因は、歯にこびりついた細菌感染です。この細菌感染を歯から取り除く、もしくは歯ごと取り除く(つまり抜歯する)ことにより、歯茎の腫れを治すのが、歯科の主な治療です。
きちんと治療すれば、このような感染を取り除くことができ、そして、再感染を防止することができるのです。
歯茎の腫れを訴え来院された患者さん
左上の歯の歯茎の腫れを主訴に来院された患者さんについて、ご説明します。
歯周ポケットを測定すると、8mmほどの深いポケットがありました。
詰まっていたインレーを見てみると、かなり段差のある、精度の悪いものが装着されていました。
この診査の動画を提示致しますので、ご覧ください。
この後、レントゲン写真を撮影しました。
真ん中の歯です。レントゲン写真上では、すべてを判断することはできないのですが、今回の歯の根の治療は明らかに質が悪いです。3本の根の管があるのですが、すべてがうまく治療できていません。これでは、今回のように、歯茎が腫れてしまうのも無理はありません。
この患者さんを来院されなくなってしまったので、治療結果がわかりませんが、歯周ポケットが深いので、今回の症状が改善するかどうかは、わかりません。可能性は低いと思います。つまり、抜歯により、症状の改善をする必要がある可能性が高いと思います。
このようなことにならないために
早い段階で、手を打ってください。
当院には、他院で抜歯を診断され、保存できるかどうか、セカンドオピニオンを求め来院される方が多いのですが、残念ながら、同じように、抜歯を診断することが多いです。
繰り返しになりますが、このようなことにならないように、早い段階で、精度の良い治療を受けてください。
当院では、抜歯しなければならない歯を保存することは難しいことが多いですが、保存できる歯を長く持たせる治療には長けています。他院と比較し、治療費は高いですが、10年、20年後のことを考えると、こちらの方が良いですし、インプラント、ブリッジを避けることができるので、逆に安く済むかもしれません。
今回紹介した患者さんの歯のようにならないよう、精度の高い治療を調布の歯医者でご希望の方は、ぜひご相談ください。
柳沢歯科医院
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