歯科治療の価値 それは患者さんに見えないところにあり

投稿日:2017年6月1日

カテゴリ:根管治療

患者さんが治療の評価をできるところ

患者さんは、自分の受けた治療の良し悪しをどこで判断できるでしょうか?治療後の痛みの有無もそのうちの一つだとは思いますが、患者さんの目に見えるところでの評価もあると思います。

例えば、つめ物、かぶせ物の色や形がそうですね。自分のイメージにあう物なら、満足いくと思いますし、あわなければ不満足です。このように見た目で歯科治療の良し悪しを評価できます。

最近では、「審美歯科」という分野が流行し、見た目により一層気を配った治療が流行っているように感じます。つめ物、かぶせ物の種類も、e-maxやジルコニアといった歯の色に近い材料がどんどん開発されています。

このように、患者さんは目に見える部分で治療を評価していると思いますが、逆に言えば、見えない部分の評価はできないのです。

 

治療の価値は患者さんの見えないところにある

この言葉は、自分が歯内療法専門Dr.として現在も勤務している表参道のクリニックの理事長先生から教えて頂いた言葉です。この言葉を聞いた時に、感動しましたし、理事長先生の歯科の価値観がここにあるからこそ、自分はこのクリニックに勤務させて頂いているのだと思います。

 

患者さんが目に見えない治療の代表例「根管治療」

根管治療は、まさに、患者さんが見えない治療の代表例です。根管治療が必要になった歯を長持ちさせるために、非常に大切なこの治療がどのような精度で行われているか、患者さんはわからないのです。

 

根管治療を患者さんが「見える治療」にするために

当院では、根管治療の動画をマイクロスコープにて撮影し、可能な限り、患者さんに自分の歯がどうなっているのかを知ってもらうよう工夫しております。

根管充填を行っている動画や

根の内部の金属や汚れを取り除いている動画などを提示し、患者さんにわかりやすい根管治療を提供しております。

このように患者さんが目に見えない治療が「見える治療」に変わるよう、当院では根管治療を行っております。

柳沢歯科医院