歯並びが悪いとオネショしやすい?

投稿日:2017年3月20日

カテゴリ:小児矯正

こんばんは😄

今日は、品川でMRC(Myofunctional Research Company)の小児矯正治療システムを世界に広めているフラッター先生の講義を受講してきました。先生の講義は何度も聴かせていただきましたが、いつも興味深いものばかりです。

今回は、その一部を紹介したいと思います。それは「歯並びとオネショの関係性」です。驚きですよね😳でも、自分としては、講義を聴いて当たり前だと思います。そのメカニズムを紹介したいと思います。

以前にも説明させて頂きましたが、口呼吸は歯並びを悪化させます。また、口呼吸をすると、鼻呼吸と比べて体から二酸化炭素を多く吐き出してしまいます。呼吸は、酸素を取り入れるもの、というイメージがありますよね。酸素が主役のイメージが強いと思いますが、実は身体から出て行く二酸化炭素の量が、とても大切なんです。ある程度たまっていないと身体に良くない二酸化炭素が、吐き出されてしまいます。すると、身体に様々な悪影響が出てきます😢そのうちのひとつが、「平滑筋の収縮」です。平滑筋は気管や血管を構成する筋肉ですが、これらが収縮を起こします。平滑筋はおしっこをためる膀胱も構成しているので、膀胱の平滑筋が収縮すると、おしっこが出やすくなります。つまり、二酸化炭素が外に出て行くと、膀胱の筋肉が収縮し、オネショをしやすくなります。

まとめると、歯並び悪い→口呼吸→二酸化炭素が身体から多く吐き出される→膀胱の平滑筋の収縮→オネショ、という負の方程式が成り立ってしまいます。

現に、この治療を受けた子で、歯並びが治ったことよりも、オネショが少なくなったことを喜んでいる患者さんもいますから😄

歯並びは、「健康のバロメーター」とお伝えしてきましたが、オネショまで関係しているとは、驚きですよね。子供さんがオネショで悩んでいたら、それは歯並びが原因なのかもしれません。