詰め物の不適合は虫歯の再発につながります。

投稿日:2024年10月15日

カテゴリ:根管治療 虫歯治療

概要

奥歯が噛むと痛いことを主訴に来院された患者さんです。

1週間ほど前から痛み始め、痛みが徐々に増しているため歯科を受診しようと

考えたそうです。

レントゲンでの検査で部分の詰め物の下に虫歯があったこと、他の検査により歯の神経が

死んでしまっている可能性が高いことから部分の詰め物の除去、

虫歯の除去を行なうこととなりました。

不適合な詰め物は磨きにくく、虫歯も再発しやすい

詰め物が入っている時点での写真ですが、一見すると目立った汚れはないですが実際は

表面はざらついている状態で、プラークもやや付着しています。

詰め物を除去した時点で、触れていない歯茎の部分から出血してきました。

一つの原因として、詰め物が不適合だったことによりプラークの沈着・歯茎の炎症が

引き起こされていたことが挙げられます。

さらに詰め物の下にあったレジンという充填物が汚染されていたので取り除いて

いくと、歯の神経の部分が露出していました。

以前の治療の時点で虫歯は深く、その後にも不適合により虫歯が再発してしまったため

神経まで虫歯が到達し、徐々に神経が死んでしまい、感染が生じたことが考えられます。

部分の詰め物の治療を行ったのはここ最近であったとしても、不適合によって

このようなことが結果となってしまうこともあります。

だからこそ、虫歯が小さいうちや削る量が少ないうちに適合の良い長くもつ詰め物や被せ物を

入れる事が重要であり、自身の歯を保存する方法の一つでもあります。

マイクロスコープを使用してなるべく歯を保存したい方、適合の良い修復物を希望したい方で

調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。