二度と虫歯にしない治療へ

虫歯治療は再治療がとても多いです。

虫歯治療を行なって、詰め物や被せ物を装着したはずなのに、数年後に詰め物や被せ物が取れてしまったり、詰め物や被せ物の下で虫歯になったり、痛みや腫れてきたなどの経験をしたことがある方がとても多いはずです。

なぜ歯科治療はやり直しが多いのでしょうか？

いくつか理由はありますが、一つは精度の問題です。

歯科治療の詰め物被せ物で歯科医師が気をつけているポイントがいくつかあります。

被せ物をセットして噛んでみて痛くないか、高くないか、隙間にものがつまらないか、キツすぎないか、などを気をつけています。よく被せ物のセットの時に色紙を噛んだりフロスで隙間の確認するのは高さと隙間を調整しているからです。

しかし、詰め物被せものの精度を追求している先生は少ないです。

それは保険の材料では精度の高いものを作ることが困難だからです。そして、精度は患者さんが気づきにく部分だからです。

もちろん、限られた保険の材料の中で高い精度で目指している先生もいらっしゃいますが、かなり少ないです。

保険治療は中国の大量生産みたいなイメージをしてもらうとわかりやすく、隙間や段差ができやすく、隙間が多いと詰め物被せ物は取れやすくなり、汚れも入り込んで再度虫歯になってしまいます。段差があると、ものが引っかかり汚れが停滞して虫歯になってしまいます。だから精度の低い詰め物や被せ物が取れてくるのです。

実際の不適合な詰め物被せ物の写真をお見せします。

保険の銀歯の下に隙間があって黒くなっています。

これを外して違う角度から見てみます。

明らかに黒くなっているところがあります。これが虫歯です。

外側から内部に侵食しています。隙間から虫歯になっているのがわかります。

こちらの銀の詰め物は、辺縁が浮き上がっているように見えます。このような詰め物は一見しっかりくっついているので、問題ないように思いますが、一部に隙間ができているので、虫歯が進行してしまいます。外してみると、隙間があるところから虫歯になっています。

隙間や段差があると再度虫歯になってしまうのがわかっていただけたでしょうか？

不適合な詰め物被せ物は5年10年経で虫歯になってしまうのです。もっと短い期間でなることも多いです。

では精度の高い詰め物被せ物はどうすれば作ってくれるのでしょうか？

精度を求めている歯科医師

実際、高い精度で治療をしている先生を見つけるのはとても難しいです。

私自身も以前はそこまで精度にこだわっていませんでしたが、勉強会で研鑽していく中で様々な先生と知り合い、精度を求めることの大切さを教わりました。

患者さんは、インターネットの評判や口コミでは精度の高い治療を行なっているかどうかわかりません。

なぜならこの精度に関しては、患者さんの気づきにくいところだからです。この患者さんが気づかないところを、詰め物被せ物の精度を上げることで、その歯を10年、20年、むしろ一生持たせる気持ちで治療を行なっている先生を見つけるのはとても難しいです。私自身も自分の歯の治療をお願いする先生を探すのにとても苦労しました。

最後に当院の精度の高い治療を紹介します。

右に写っているのが当院で行ったゴールドの詰め物の治療です。左に写っているのが、他院で行った保険治療の詰め物です。みて明らかに適合性の差を感じると思います。銀歯の方は歯に乗っかっているように段差がありますが、ゴールドは歯と一体化しています。

他の銀歯と見比べると違いがわかると思います。

ゴールドの詰め物のいいところは適合性がどの材質よりいいです。

そして硬さが歯と同じくらいなので適度に削れてくれて歯や骨にダメージを与えません。他にも汚れがつきにくい、吸水性がない、長期的に変化がないなど様々なメリットがあります。デメリットは、見た目が悪いということです。せっかく自費で行ったのに、色が目立つので前歯や下の歯でおすすめしません。それでもメリットを考えて治療を希望する方もいらっしゃいます。

この写真は上の奥歯なので患者さんはゴールドを選びました。

当院では歯を残したい、なるべく長持ちする詰め物被せ物の相談に乗ることが出来ます。

虫歯治療、詰め物被せ物で困っている方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。