マイクロスコープを使用して根管治療をしている歯科医院を選んだほうがいい?

投稿日:2024年5月15日

カテゴリ:根管治療

歯科医院選びは難しいですよね。

私も自身や自分の家族を診てもらう歯科医院はとても悩みます。

歯科には、虫歯治療、根管治療、歯周病治療、抜歯、インプラント、入れ歯、顎関節症治療、矯正治療などがありますが、全てをハイレベルでできる先生はほとんどいません。

私だったら虫歯治療ならこの先生、歯周病治療ならこっちの先生、抜歯ならこちらの先生といったように探します。

今回は、根管治療での歯科医院を選ぶポイントをお話しします。

根管治療

根管治療は歯を残す要の治療です。大きな虫歯になって根の中まで細菌が侵入している状態の歯に対しての治療法です。

そしてこの根管治療は、一般の歯科医院でよく行われる治療ですが、とても難しい治療の一つです。

実際全国の根管治療の成功率は3〜5割と言われています。半分以上が失敗です。

そして、根管治療が失敗すると再度根管治療や外科的歯内療法を行うか、抜歯になります。

根管治療になった時点で抜歯が近づいてしまいます。

根管治療になったら助からない?

では、根管治療になったらもう治る確率は低いのでしょうか?

そうではありません。

実は当院のように根管治療に特化した歯科医院があります。

根管治療に特化した歯科医院は成功率が90%を超える医院がほとんどです。

何が違うのかというと、根管治療に対して知識や経験はもちろんですが、設備や機器が違います。

その中でも、マイクロスコープ、ラバーダム、CTは必須です。

マイクロスコープは、歯科用の顕微鏡で歯を拡大して見ることができます。

口腔内は暗く、歯はとても小さいです。その内部の治療をするのはとても難しいです。

これがマイクロスコープの低倍率で見た画像です。指の大きさを見ると少し拡大されているのがわかります。そして、歯を大きさを見てください。とても小さいのを実感すると思います。さらに内部はとても小さくよくわかりません。少し大きく見てこの状態です。肉眼での治療で高い成功率を出すのは難しいです。

中程度の倍率です。だいぶ見えてきました。この歯は、一度他院で根管治療を行った歯ですが、痛みが出て再度治療が必要になった歯です。内部に古い材料が見えています。

高倍率で見ました。内部の材料や、歯の内部の層なども見えてきました。

これを手の感覚だけで治療するのは難しいです。

見えてきた古い材料を取り除き、内部を綺麗に洗って、根管充填を行っていき、痛みなく治療終了しました。

根管治療ではマイクロスコープは必須です。根管治療の病院を探すときはマイクロスコープのある病院を探すといいでしょう。

根管治療でお悩みの方で調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。